県民共済は掛金が月2,000円(17歳までは1,000円)から入れる保険です。
保証内容は決して十分とは言えませんが、保証内容の割に非常に安い掛金で加入ができます。
例えば、「生命共済 総合保障型(掛金月4,000円(総合保障4型):18歳~60歳)の場合、以下のような保障内容です。
- 入院(1日目から)…病気の場合9,000円/日、事故の場合10,000円/日
- 通院(14日以上)…事故の場合のみ3,000円/日
- 死亡:交通事故の場合2,000万円、不慮の事故の場合1600万円、病気の場合800万円
非常にコスパに優れていることが分かりますね。
なお、60歳以降も加入できますが、保証内容は上記のものと異なります。
生命共済の請求方法は?
共済金請求を行いたい場合、最初に各都道府県民共済のお問い合わせ窓口へ連絡します。
なお、電話応対の時間が限られています。
例えば、私が住んでいる地域の滋賀県民共済の場合、営業時間は平日9~17時です。
土日祝日は営業していません。
オペレーターの方からのいくつかの質問に答えると、該当する申請書を自宅へ郵送してもらえます。
言葉にするとそれだけですが、皆さんの疑問点は数多くあると思います。
以下、あくまでも個人の体験談になりますが、参考にしてください。
入院費(手術なしの場合)の請求は超簡単! 検査入院でもOK
息子が腎生検で入院したのですが、ダメもとで連絡してみました。
電話でたずねると、検査入院でも大丈夫ですとのこと。
何でも聞いてみるものですね。
手術を伴わない入院の場合、手続きはとても簡単でした。
A4(1枚)の「共済金支払請求書」に入院期間、病院名などを記入するだけで請求完了。
私の息子の場合2泊3日の入院だったのですが、上記の共済金支払請求書と、領収書と診療明細書の写し(入院期間の記載があるもの)を送るだけで他には何も要りませんでした。
郵送した翌日には口座に振込されており(2泊3日・2口だったため計30,000円)、あまりの対応の早さに驚きました。
こちらから送った請求書が届いたその日のうちに振り込んでもらえたみたいです。
入院費(手術あり)の場合、診断書が必要
息子が再度入院し、今度は手術が必要になりました。
手術ありの入院の場合、診断書が必要になります。
県民共済の方によると、手術を伴う入院の場合、手術の種類によって共済金が変わるため、診断書が必要になるとのことでした。
この診断書を取得するのにかなり日数を要します。
診断書を受け取るまでに、個人医だと約1週間、大きい病院だと約2週間必要になります。
そのため、入院が決まった時点で早めに、県民共済窓口から申請用紙を送ってもらった方が良さそうです。
入院と同時に、窓口の人へ、後日診断書が必要なことを伝えましょう。
なお、診断書発行の料金は医療機関によって異なり、約3,000~4,000円かかります。
通院の場合も、診断書が必要
通院の場合も、振込までにかなり時間がかかります。
そもそも通院の場合、通院期間が長くなります。
そのため、通院費はかさみ続けるけれども請求ができない状態がしばらく続きます。
共済金請求(※請求ができるのは事故で14日以上通院した場合のみ)に際しては、診断書が必要になります。
治療完了日が予め分かっている場合、医療機関へ早めに、診断書を依頼しておいた方が良さそうです。
死亡保障をアップするため、こくみん共済へ加入する方法も
都道府県民共済はとてもいい生命保険ですが、万が一のことを考えると、死亡保障が心もとない。
そこで、私は「こくみん共済」へ追加加入することにしました。
例えば、「総合保障タイプ(掛金月2,700円(3口):18歳~59歳)の場合、以下のような保障内容です。
- 入院(1日目から)…病気の場合3,000円/日、事故の場合7,500円/日
- 通院(1日目から)…交通事故の場合のみ1,500円/日
- 死亡:交通事故の場合1,800万円、不慮の事故の場合1,200万円、病気の場合600万円
「こくみん共済」も「都道府県民共済」同様、非常にコスパに優れていることが分かりますね。
「こくみん共済」と「都道府県民共済」を両方かけると、万が一何かあった場合、両方から共済金が出ます。
例えば、「県民共済(総合保障4型)」と「こくみん共済(総合保障タイプ3口)」に加入する場合、病気での死亡保障は県民共済800万円+こくみん共済600万円で、合計1,400万円になります。