WordPressには、無料で利用できるテーマ(サイトデザイン)が数多くあります。
しかし、無料テーマを利用する場合、プラグインやCSSなどの深い知識が必要になります。それらを独学で学ぶことも良いでしょうが、デザインを勉強しながらコンテンツを作り続けるのは至難の業です。
特に、ブログ運用を収益源として考えておられる場合、有料テーマを最初から活用することを強くおすすめします。
それが、最少労力と最短時間で美しいデザインのサイトを作る近道だからです。
WEBデザインを本業にしたい人を除けば、デザインを学ぶこと=収益にはなりません。
収益がブログ運用のモチベーションにも影響するのは間違いないため、収益になることを何よりも優先して取り組むべきです。
有料テーマには、開発者の創意工夫が詰まっています。
そのため、ブログで早く収益を上げたいのであれば尚更、既存の有料テーマをササッと手早く活用し、コンテンツづくりに専念するのが得策です。
私は現在、約10ものブログサイトを運営していますが、現在はすべて「SWELL」で統一しています。
数多くある有料テーマの中でも、「SWELL」が特に使い勝手が良いからです。
SANGO、THOR、SWELLを比較
私がこれまで購入した有料テーマは「SANGO」「The THOR」「SWELL」です。
私が最初に購入したテーマは「SANGO」でした。
「SANGO」は、ほんわかした雰囲気が好きな人には良いテーマです。
しかし、プラグイン(WordPressの拡張機能)を多用しなくてはならず、ある程度独学で勉強する必要がありました。
また、サイトの表示速度が遅くなった時の対応についても、私個人の力ではお手上げでした。
「SANGO」から「The THOR」へ
そこで、プラグインがほぼ不要でサイトの高速表示が可能な「The THOR」を次に購入しました。
しかし「The THOR」の問題点は、ブログ仲間の間ではマイナーなテーマだったことと、テーマ内のコミュニティが活発でなかったことから、不具合が発生した時にほとんど誰の力も借りられないことでした。
そしてある日、《大問題》が起きました。
サイト表示が超低速になり、アクセスが通常の10分の1に激減したのです。
助けを求められる人が周りにいなかった私は、自力でなんとかしようと試みましたが、対策を誤ったためにサイト全体が壊れてしまいました。
ブログ記事の閲覧も、サイトへのログインも全くできなくなったのです。
万事休すです。
「The THOR」から「SWELL」へ
そんな時、「SWELL」コミュニティサイトの皆さんが救いの手を差し伸べてくださいました。
私のブログ仲間が「SWELL」ユーザーであったことから、このサイトの方たちに協力を求めてくれたのです。
当時、私は「SWELL」ユーザーでなかったにもかかわらず、皆さんがあれこれ原因を考えてくださり、短時間でサイトを復元してくださいました。
その後、「SWELL」コミュニティサイトのメンバーさんのお力添えにより、サイト表示の超高速化も実現していただけました。
「いい有料テーマとは何か?」と聞かれたら、私はこう断言します。
「一番良い有料テーマとは、問題発生時に頼れる仲間がいるテーマ」だと。
サイトの不具合には、誰しもが遭遇します。
これはWordPressの宿命と言ってもいいでしょう。
最悪の事態は、ある日突然やってきます。そして、知識がなければ自力で解決することは非常に難しいです。
「SWELL」の優れた機能についても後述しますが、私が「SWELL」を最もおすすめする理由は、情報交換できる仲間が数多くいることです。
この安心感は、何にも代えがたいものです。
トラブル発生時でも安心のコミュニティ!
「SWELL」には、活発なコミュニティがあります。
私がよく利用しているのは、下記の2つのコミュニティです。
有料テーマ「SWELL」を購入すると、誰でもフォーラムに参加できます。
フォーラムでは、「SWELLの仕様や機能に関する質問」「不具合報告」「要望」などが行えます。
多くの人が参加しており、開発者の方からもアドバイスをいただけるので安心です。
私が命拾い(上記参照)をしたコミュニティ(オープンチャット)は「SWELL勉強会」です。
「SWELL」は、ユーザー同士の助け合いによって成り立っています。
分からないことがあれば何でも気軽に聞ける雰囲気が好きです。
「フォーラム」にしても「SWELL勉強会」にしても、普段から交流しているお馴染みのブロガーさんたちがおられるので楽しいです。
ブログ記事を書き続ける作業はかなり孤独な部分もあるため、こういった方たちとの交流は精神的にも大きな励みになります。
私がお気に入りの「SWELL」機能を紹介!
ここからは、私自身が多用している「SWELL」機能のいくつかを紹介します。
「SWELL」はデザインの向上だけではなく、収益アップにも大きく貢献してくれるツールです。
SWELLはアフィリエイトに強い!
ブログ収益を上げるためには「アドセンス広告」もしくは「アフィリエイト広告」を貼る必要があります。
このうち、初心者にとってハードルが低いのは「アフィリエイト広告」です。
特に、Amazon、楽天市場、Yahooショッピングなどの「物販アフィリエイト」は収益化が簡単です。
私が物販アフィリエイトに活用しているのは「Rinker」というプラグインなのですが、「SWELL」ではこの「Rinker」が本当に使いやすいです。
わずか数十秒で、下のようなお買い物フォームを簡単に作れてしまいます。
ユーザーの8割近い人がスマホで買い物をしていますが、スマホに最適化した商品画像とリンクボタンを作ってくれる「Rinker」は神プラグインです。
これだと、Amazon派の訪問者も、楽天市場派の訪問者も、Yahooショッピング派の訪問者も、取りこぼすことなく取り込めますね。当然ながら、物が売れやすくなります。
ちなみに、上記で紹介した「Rinker」は無料で無制限の利用可能ですが、さすがに申し訳なさすぎるので、私は開発支援費として毎月協力させていただいています。ささやかながら恩返しです。
SWELLならレイアウトも思いのまま!
「SWELL」では、デザインのカスタマイズも非常に簡単です。
本当に細かいところまで気配りされていて、感心します。
例えば、上のようにリンクボタン(「Aプラン」「Bプラン」)と「アドセンス広告」(画像下部)を配置したとします。
ボタンと広告の間隔が少し狭く、このままだと訪問者はストレスを感じ、リンクボタンも「アドセンス広告」もクリックしにくいです。
しかし、「SWELL」では「ブロック下の余白量」として、行間を自由に設定できます。
余白を調整したことで窮屈さがなくなり、訪問者がストレスを感じることなく広告をクリックできるレイアウトになりました。
さらに細かい調整をしたい場合は、「スペーサー」を使うこともできます。
実は、このような細かい設定ができるかどうかで、収益の差が出てくるのです。
私は「アドセンス広告」と「アフィリエイト広告」の累計収益が500万円を突破しました。
「SWELL」テーマ購入時には「ちょっと値段が高いな」と思っていましたが、結果的には微々たる出費でした。
今から思えば、購入するかどうか迷った時間がもったいなかったです。
収益アップのためのユニークな機能
「SWELL」には「ブログパーツ」という機能があります。
「SWELL」ユーザーの中でもこの機能を使っている人は少数だと思いますが、これは収益アップのためにかなり有効な機能です。
例えば、ファッション関連記事のブログサイトを作るとします。
各記事内(記事中もしくは記事下)に「旬のおすすめファッションコーデ」という広告エリアを入れたいとします。
季節ごとにすべての記事を書き換えるのは大変ですよね。
ところが「SWELL」の「ブログパーツ」を使えば、(任意の)すべての記事内の「旬のおすすめファッションコーデ」のコンテンツを一瞬にして変更することができるのです。
夏には夏のおすすめ、冬には冬のおすすめといった広告が絶大な効果をもたらすのは想像に難くありません。
正直なところ、「SWELL」なしにどうすれば収益を上げられるか、私自身、今では分からなくなっています。
運営している10ほどのサイトを「SWELL]に統一したのは、当然の成り行きと言えます。